今朝はこの冬一番の冷え込みで、-2℃。
うっかりトレンチコートを着てしまったOLさんが
不機嫌そうに足早に職場に向かう朝でした。(そりゃ、寒い!)
ぬくぬくと着込んでいるなら、最高の日でした。
だって、今日は珍しく朝から夕方までお日さまが照っていたから。
こんなに晴れたのは、3週間ぶりくらいでしょうか。
いつもは、朝は霧が出て、太陽が出る数時間を除けば
ず〜〜っと曇ってるんですから。
日本の冬は太陽の光に満ちあふれているなあ、と眩しく思います。
こちらは曇り空の街を彩った紅葉も随分散って、いよいよ
暗く長い冬に向けて準備(気合い?)をするこの頃です。
といっても、IKEAでポインセチアを買ったことくらいだけど。

1つ1.99€だった彼ら。健気にクリスマス気分を盛り上げてくれてます。
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秋は?と訊ねられたら、もっちろん食欲の秋!!
日本の素晴らしい秋の味覚を逃すのは、かえすがえすも残念ですが
こちらの食べ物で、代替品をいろいろ探し中。

奥の茶色いのは、キノコのガーリックソテー。
このキノコはシイタケ並み(?)にリーズナブルな価格。
フランスに来てから、ずっとやってみたいことがあります。
それは、キノコ狩り。フランスの人々は皆さん秋になると近くの山へ
セップ茸など山の幸を摘みに行くんです。
いつの日か、その時はキノコ図鑑も購入する予定。
こちらは、脂がのってさらに美味しくなった鴨。
地元では鴨と鶏が自慢で、猛烈に美味しかったですよ〜。

ところで、鴨を焼くと、油が随分出ませんか?
いつもキッチンペーパーで吸って捨てていたんですが、フランスではカモの脂を(わざわざ)売っているそうです。蒸かしたジャガイモをソテーするとき、その油を使って(カリッと揚げる感じで)塩&胡椒、ドライハーブで味付けすると美味しい、と教えてもらって試してみました。

”鴨がネギ背負って..” を、”鴨&ジャガイモ” に置き換えるこの頃です。
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気がつけば、もう10月末。みなさんは来年の手帳を購入されましたか?
私は昨日、買いました。といっても、今年とほぼ同じもの。
違いは、レイアウトがわずかに異なること、ページが少しクリーム色になることくらい。

基本的に質素なフランス(ヨーロッパ)では、ゴージャスなエルメスなど
高級ブランドは別格として、文房具屋さんに並ぶ手帳の半分(たぶん、
半分以上)はこの会社のもの。当然、選択肢は限られます。
しかしこの手帳、フランス生活では欠かせないんです。
例えば、11日。この日は祭日(=férié)であることが分かります。
見えにくいですが、fériéの横にⒷとⒻという文字が並んでいます。
これは、ベルギーとフランスで祭日ということ。
鉄道で簡単に他の国を行き来できるヨーロッパで、周辺国の祭日が
分かると非常に便利です。

始めは日本の手帳を持っていて、フランスの祭日を調べて書き込んで
いました。(祭日はほとんどの店が閉まり、週末を挟んだ連休が多いため
知らないとトンデモナイことに!)
そして、この手帳に移行した最大の理由。

バカンスの多いフランスですが(あ、今もバカンス中です)
年7回のバカンスシーズンのうち2回は、一斉にバカンスにならないんです。
混雑するのを避けるため、とも聞きます。国を3つのゾーンに分けて、およそ2週間あるバカンス期間を1週間ずつずらしてスタートさせています。
Aゾーンはパリ、ヴェルサイユ、ボルドーなど。ストラスブールはBゾーン。
毎年日付が変わるため、バカンス日程表の確認は大切です。
音楽院でも、休暇予定表を配られたことは1度もありませんが
そんな重大なことは、みなさん自主的にしっっかり把握済みなのでした。
手帳には、ヨーロッパの大都市の地図、様々な便利早見表などがあって
結構気に入って使っています。
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maroの仕事仲間、レバノン人のRichard (フランス語は ”リシャ〜”と発音) がポルトガル、リスボンへ出張に行きました。
リシャ〜:”お土産、何がいい?”
maro :”じゃ、カステラお願い。”
ポルトガルと言えば、日本史で有名なのは鉄砲、ザビエル、カステラ。
オリジナルのカステラっちゅうのを、ぜひ見たいと思いませんか!?
ところが、リスボンを行けど探せど”カステラ”は見当たらなかったそう。
”あっ、あったー!” 見つかったのはなんと日本食レストラン。
しかしお店は閉まっていました。
というわけで、↓ はポルトガルの別のお菓子。

お紅茶といただくと、なかなか美味しかったですよ。
断面は、日本の”きんつば”のようになってます。

ちなみにリシャ〜は今、“カステラってどんなん?” 夢を膨らませています。
日本に帰ったら、また買ってくるね。
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長々と続いたパリ編ですが、最終日。
11区のホテルに滞在していると友達に話したら、すぐ近くにマリア=カラスとエディット=ピアフのお墓があるらしいよ、と教えてくれました。
大きな墓地があってちょっとコワいな〜、と思っていたら
そんな有名人が眠っていたなんて!
というわけで訪れました、Pére-Lachaise(ペール・ラシェーズ)墓地。

街の喧噪が嘘のように静けさに包まれたこの墓地は、かなり古いお墓も
あり、歴史を感じました。お墓を造ろうと掘ったら、下から別のお墓が出てくるという高野山の話を思い出しました。
ペール・ラシェーズは、大小5ヶ所の入り口がある大きな墓地。
Pére-Lachaise駅(地下鉄2&3番線)近く、Ménilmontant通り入り口にある
花屋さんでお墓の地図が売られています。

地図を見ると、イヴ・モンタン/ドラクロワ/バルザック/モディリアーニ/プルーストetc.etc. 有名人が続々!
時間が限られていたので、ピンポイントで訪れました。
↓ フレデリック=ショパン(1810-1849)

訪ねたときは、約30人の団体が順番に記念撮影していました。
ロシア語に聞こえましたが、ひょっとしたらポーランド語だったのかも。
ショパンは、当時祖国ポーランドを占領したロシアに強い怒りを抱きます。
それから時代は大きく変わりました。
↓ フランシス=プーランク(1899-1963)

フランス人作曲家。
↓ エディット=ピアフ(1915-1963)

シャンソン歌手、作詞家。
最後にマリア=カラス。墓地中央にある教会らしき建物の辺りのはずですが、なかなか見つけられませんでした。地下に降りていく階段があったので
下りてみると、そこに地下納骨堂がありました。

↓ マリア=カラス(1923-1977)

オペラ歌手。
当時風前の灯になっていたベルカントオペラは、マリア=カラスの演奏に
よってその良さが再発見されました。オペラを復興させたとも言える人物で、公私ともに華やかな劇的な人生を送りましたが、晩年は孤独で、
ひっそり亡くなったそうです。
他の音楽家のお墓を訪れた後に行ったので比べてしまったのだと思います。これほど有名だった人が、納骨堂でひっそり眠っていることに驚きました。でも、この地下は雨風が凌げて温かく、多くに囲まれていました。
これもカラスの人生の選択の1つだったのかもしれません。
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曇り空でも多くの観光客。ヴェルサイユ宮殿を訪ねました。
な〜んか寒いと思ったら、この日の朝の気温3度!

ルイ14世により ”史上最も豪華な城” として建てられたヴェルサイユ宮殿。
なるほど、豪華絢爛。

しかしそのうち、ちょっと飽きてきたりして。

太陽王とも言われるルイ14世の作り上げたフランスの宮廷文化は、世界中に影響を及ぼしたとか。そして、彼は生涯1度も戦争に参加していないそう。
肖像画を見ると、何だかやり手のオーナーのような雰囲気。ヨッ、社長!と呼びたくなったりして。
宮殿では毎晩イベントが催され、家臣達を楽しませましたが、その一方
陰謀などを阻止する目的があったそう。
宮殿は、いわば国会や都庁のような政治の場所だったようです。
ほっと和んだのは、ルイ一族が実際に住んでいたゾーン。

時間がなくて、宮殿全ては見られませんでしたが、マリーアントワネットが好んで過ごしたプチ=トリアノンを訪れました。

こじんまりして、程よい装飾。圧倒的に女性が多く訪れていました。

広大なヴェルサイユ宮殿内の移動には、こんな乗り物で移動できます。
決して乗り心地は良くないけれど、車輪の微妙な弾み具合がまるで馬車に乗っているようで、ちょっぴり王族気分(?御者気分??)が味わえますヨ。
実は、ヴェルサイユ宮殿の各部屋には、現代美術作品が1点ずつ置かれていました。あまり好きになれず、作品が写真に入らないよう写すのに骨を折りました。しかしストラスブールでは、よく“変わった”作品を見かけるし、芸術の将来を考えると現代美術の奨励促進は必要であろう、と考えました。
この日、ヴェルサイユで昔の同級生に再会しました。彼女は現在フランスと日本の両方で活躍していますが、昔と全く変わらず、学生時代に戻って話が尽きませんでした。たまたま美術作品の話になり、教えてくれました。
ヴェルサイユ宮殿は、建造以来建物が傷んで多額の補修費用が必要だったけれど、お金がなくて困っていたところ、アメリカが費用を負担してくれたそう。以来、アメリカの“有名な”芸術家の作品が入れ替わり置かれるようになったとか。
宮殿見学のオーディオガイドでは、各作品の説明まで1点1点ありました。
作品には、巨大な鹿の置物、パステルカラーのマイケルジャクソンとペットのチンパンジー(バブルス君?)の等身大の彫像などで、ちょっと複雑な気持ちになりました。
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ディナーで訪れたのは、La Regalade。
最初に付きだし。レバーのパテに、ミニピクルス。

↓ アントレ(前菜)1 パンプキンスープ。
カリカリのベーコンに溶ろけるチーズが絡んで、パセリ、
サイコロ状のフォアグラが浮かぶ、美味し〜いスープ

↓ アントレ2 フォアグラのテリーヌ

↓ メイン1 仔牛赤ワイン煮

↓ メイン2 鱈&トマト+大豆+??ソース(ソースが美味)

↓ デザート チーズスフレ

ビストロはテーブルの間隔も狭く、隣の席となにげに言葉を交わすように。
オランダ人という年配のご夫婦は、年に1度はパリに来て、必ずこのビストロに立ち寄るのよ、と奥様は話されました。冬は南アフリカへゴルフに行って.. と聞いているうちにスフレはちょっぴりしぼんでしまい、maroのイチジク&アイスのデザートはドロドロに…
繊細な味付けのお料理に行き届いたサービス。
個人的には、アントレ>メイン>デザートの順で気合いが入っていたように
思いますが、またぜひ訪れたいです。
La Regalade
49 Av. Jean Moulin
14区
tel. 01 45 45 68 58
休:土、日、月昼
別の日の晩ご飯、”Le comptoir du relais”を訪ねてみました。
人気店で夜は予約必須と聞いていて、ブラリ立ち寄ってみました。金曜夜でも空席がありましたが、店内の席数が少なく、テラスなら座れるとのこと。暖房が備え付けられ、膝掛けまで用意してあったけれど、気のせいか、
食事をしている人たちの顔がさほどハッピーに見えなくて、回れ右してしまいました。
たまたま滞在したホテルの近くで、前回訪れたChez Ramulaudへ。
↓ アントレ1:蟹のグラタン ↓ アントレ2:チキンのサラダ

↓ 左:メイン1:ポークステーキ&インゲン、マッシュルームのソテー
右:牛フィレステーキ&セップ茸のソテー赤ワインソース

ここでは、メイン>アントレ=デザートという力の入れ具合。
特にメインディッシュの食材が非常に美味しかったです。
味付けもさほど濃くなくて、家庭料理に近い、ちょっと素朴な感じ。
1年前に訪れたときと変わったのは、1冊あったワインリストは1枚の紙に
なってしまい、黒板に書かれたメニューをよっこらしょ、と持ってきて
くれたのが、プリントされた紙になっていたこと。
世界的な景気の落ち込みは、レストラン業界にも無縁ではないようですが
どうか頑張って持ちこたえてほしい、と思います。
Chez Ramulaud
269 rue du Faubourg
St-Antoine
11区
tel. 01 43 72 23 29
休:土&祝の昼、日
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パリには美味しいビストロがいっぱい!
早速、行ってきました。
エッフェル塔が遠くに見える、15区”Le Petel”。
今回はランチで。

↓ 前菜1(フォアグラ)お皿の端に散らしてあるのは、クミン(以下同じ)

↓ 前菜2(子牛のシチュー、メレンゲ入りグラタン)

↓ メイン1 本日のおススメ(鱈&ルーパーブ、ポテトサラダ)
それぞれ微妙に異なる甘さの味付けで作られた本日のメイン。
私、辛党なんですがこの絶妙のバランスに完食。シェフ、万歳!
↓ メイン2 ラムのグリル

↓ デザート 他のものを注文しようとしたら、お店の人に”これにしとき〜”と
変えられた、おススメデザート

店内には美味しそうな香りが漂い、キッチンは活気に満ちていて
待つ間、ワクワクしました。お料理はそれぞれ全く違った味付けで
シェフのいろんなアイデアを堪能しました。
外食だから仕方がないかもしれませんが、味付けがやや濃いめ。
夜は(なぜか)猛烈にうどんが食べたくなり、うどん屋さんへ直行。
Le Petel
4 rue Petel
75015 Paris (15区)
tel. 01 45 32 58 76
休: 日&月
www.lepetel.com
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坂を上って
さらに上って(ゼイゼイ…)
ここはサクレ=クール (Basilique de Sacré-cœur) 寺院。
モンマルトルの丘の上にあります。

サクレ=クール寺院は完成まで40年かかって建てられたそう。
美しい絵画や緻密な装飾、ステンドグラスが巧みに配置された壮麗な寺院です。が、残念ながら内部写真撮影禁止。
今までに見た教会の中でも、最もエレガントでした。
こんな素敵な教会で修道女という人生の選択もあるかも… ふと思いました。
すると、1人のシスターがツカツカとやって来て、金色で既にピカピカの
説教台をゴシゴシ丹念に磨き始めました。その瞬間、私にはありえない選択であった、と悟りました。
朝9時半、まだ観光客はまばら。寺院の眼下に広がるパリの街に
太陽が少しずつ昇っていくのが印象的でした。

陽の光が満ちていくのを眺めながら、プッチーニのオペラ “ラ=ボエーム” のミミを思いました。
“ラ=ボエーム” は1830年代パリが舞台のオペラ。1幕で主人公のミミが
自己紹介する、美しいアリアがあります。このアリアを聴くたび
ミミはどんな風景を見ていただろう、と思いました。
街並は変わっても、空はきっとこんなだったのではないでしょうか。
ちょっと長いですが、歌詞を記します。
Puccini作曲 オペラ “La Boheme” (ラ=ボエーム)より
“Mi chiama no Mimi” (私の名はミミ)
Si. Mi chiamano Mimi,
ええ.. 人は私をミミと呼びます、
ma il mio nome è Lucia.
でも本当の名前は、ルチアといいます。
La storia mia è breve:
私(について)のおはなしはとても簡単:
A tela o a seta ricamo in casa e fuori.
家または外で、リネンや絹に刺繍をしています。
Son tranquilla e lieta
私は穏やかで、幸せで
ed è mio svago far gigli e rose.
ユリやバラの花を作るときは、慰められます。
Mi piaccion quelle cose che han sì dolce malìa,
これらの花々は素敵な魔法の力で、私を楽しませてくれます
che parlano d’amor, di primavere,
愛や青春について語りかけたり
che parlano di sogni e di chimereー
夢やファンタジーを話してくれますもの
quelle cose che han nome poesia.
まるで詩人のように。
Lei m’intende?
分かっていただけるかしら?
Mi chiamano Mimì. Il perchè non so.
人は私をミミと呼びます。なぜかは知らないけれど。
Sola, mi fo il pranzo da me stessa.
私は1人で、自分のための食事を作ります。
Non vado semre a messa
そんなにいつもミサには行かないけれど
ma prego assai il Signor.
いつも神様に一生懸命お祈りを捧げます。
Vivo sola, soletta,
私は1人、ひとりぼっち。
là in una bianca cameretta;
あそこの、白い小さな部屋から
guardo sui tetti e in cielo.
屋根屋根を見渡して、空を見上げています。
Ma quando vien lo sgelo
でも、雪解けが訪れるとき
il primo sole è mio,
最初の朝の光は私のもの、
il primo bacio dell’aprile è mio!
四月の最初の口づけは、私のもの!
Germoglia in un vaso una rosa…
花瓶の中に咲くバラの花..
foglia a foglia la spio!
ひとひら、ひとひら丹念に眺めると
Così gentil il profumo d’un fior!
花の香りはなんて繊細なのでしょう!
Ma i fior ch’io faccio, ahimè!…
でも私の作る花は、ああ..
I fior ch’io faccio, ahimè, non hanno odore!
私の作る花は、香りがないのです!
Altro di me non le saprei narrare:
これで私のすべてをお話ししました:
Sono la sua vicina
私は近くに住んでいて
che la vien fuori d’ora a importunare.
こんな時間にあなたに面倒をかけてしまった者です。
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