Opéra ”Les Troyens”-4
Tuesday, October 31st, 2006posted by kumaco
初めて観た Opéra du rhin の公演、実はかなりショックを受けました。
メインキャストは良い歌手が揃っていましたが、しかし。
演出が、ある意味怖かったのです。
ニンフ(妖精)と思われる女性7人が登場する、コーラスの場面がありました。それまでの衣装&演出は何気なくクラシカル路線で進んでいました。そこへニンフ登場。突然現れた彼女たちは息の合わない振り付けで踊りながら歌い、全員セクシーなスリットの入ったロングドレスを身にまとい、そして頭には巨大な黒いアフロヘアーのカツラをかぶっていたのでした。
(その時、少し会場がざわめいた気がしました。)
女王の大臣がアフロたちを引き連れているという設定のようでしたが、その大臣もよく見るとリーゼントヘアで、さらによく見るとプレスリーもどきの格好をしていました。こういった唐突な演出や動きが他にも見られました。
フランス人は芸術に関してオリジナリティーを非常に重んじると聞きますし、アメリカ文化に一線を画して創造的であることを誇りとするイメージがありました。このような演出で、作曲家や演奏者の血と汗の努力がふいにならないことを願ってやみません。