Archive for January, 2008

Copyright in France

Monday, January 28th, 2008

内容と関係ありませんが、こちらはストラスブール裁判所(=Palais de Justice)

年が明けて初めて音楽学校(@Metz)に行こうとしたら、先生からメールが届きました。詳しくは知らされなかったのですが、とにかくレッスンの日に楽譜をコピーしたものを一切持ってきてはならない、とのこと。その日風邪+腰痛でお休みしましたが、年に1度の監査か何かあったのだろう、と気楽に考えていました。
2週間後、メッスの先生に質問がありました。まだ使うか分からない楽譜だし、重いので必要な部分をコピーしたのを見せようとしたそこへ、次のレッスンの生徒さんが部屋へ入ってきました。
ティーンエージャーの可憐な少女は、”あっ、コピー…”と悪いモノを見てしまったような反応をしました。いたいけな少女を驚かせてしまい、悪いコピー=汚い私? とちょっとヘコみました。
次の日、ストラスブールで理由を聞きました。
フランスのとある音楽院で、突然査察が入ったのでした。査察の人たちは、学校にいた人の楽譜がオリジナルかどうか(コピーを持っていないか)見せるよう求めたばかりでなく、1人1人のカバンの中、鍵のかかった先生のロッカーまで開けるよう求め、コピーを見つけ次第罰金を科していったそうです。罰金はコピー1枚あたりにかかり、かなり高い金額であるとのこと。
年明け以降、1ページのためでも1冊の本を持ち歩かなければならない、という雰囲気になってます。
そんな、そこまでして査察(仏: contrôle 英: check, control)するのはちょっとやり過ぎでは…?とストラスブールの先生に聞くと、”あっはは、それが’フランス’なのよ”。
実はこのフレーズ、よく耳にします。理不尽で何かやり切れない事態に、ここの人は半ば開き直ったような、あきらめの表情で”これがフランス”と言います。あのフランス革命の時のガッツはどこへ行ってしまったのサっ!?
ちなみに、楽譜を持っているけどコピーして使いたいという場合は、オリジナル楽譜と一緒に持ち歩けば問題ないと聞きました。
また、図書館から借りた楽譜を使うのは全く問題ないそうです。そうなると、ただでさえ蔵書の少ない図書室なのに、必要な本が借りたくてもなくなるし、頻繁に使う本には書き込みがされて、いろんな意味で使い辛くなると思われます。
膨大な時間と努力を費やして創られた珠玉の芸術作品は、もちろん著作権で保護されるべきものです。しかし没後50年以上、時には100-200年以上過ぎて営利目的でない利用に対して、フランスの処置はかなり厳しいのではないでしょうか。
コピー天国だったアメリカから来たから、余計辛いのかな?

Solde (=bargain)

Saturday, January 26th, 2008

フランスの2008年冬のソルドは、1月9日から始まりました。
ご存知の方も多いと思いますが、ここではバーゲンがスタートするとまず20-30%offから始まり、売れ残っている品には値引率をジリジリと上げて行きます。急いで買ったけれど、1週間後にはもっと安く買えていた.. というのは、消費者心理としては一抹の敗北感を感じる瞬間でもあるはず(?)。
フランスのソルドは、駆け引きもあるちょっとスリリングなイベントでもあるんです。
私も気になるお店はチェックしましたが、服飾関係は結局何も買わず。。
(華奢&エレガントなフランス人向けの服が、私には全然似合わず… キーッ!)
でも、満足のいく買い物も出来ましたよ〜!
買ったのは、コレ。

バーゲン後半に訪れたら、楽譜を70%offで購入することができました。
フランスでは楽譜の値段が高く、フランスで楽譜を購入するのと、日本で購入するのとでは価格はほぼ同じ!
例えば、フランスの出版社の楽譜を購入する場合、国内で購入すれば割安で、国外からは高かろうと思われますが、実際はほぼ同じ値段。
それなら余計な楽譜は買うまい。。と思っていました。
告白すると、30%offのときに既に楽譜を5冊購入済み。(だって5冊買ったら20%→30%offにしてくれる、ってあったし。)
写真の10冊は、その時には買わなかった楽譜。
ということは、当面必要のない楽譜、ってことですね!(汗)
かくして、無用の長物=ゴミが増殖していったってことです。。
追伸1:
余談ですが、バーゲン初期の20-30%offでは想像通り、定番楽譜から売れていました。例えば、
Chopin 24 preludes, Ballade
Mozart piano Sonata全集
Haydn piano Sonata全集
こういうのを押さえるのが王道だったのね。よしっ!次こそ。
追伸2:
1ヶ月に渡るソルド期間をもってして売れ残った商品は、特に季節物でなければ、ソルド終了後、何事もなかったかのように定価で再びお店に並びます。ありえへん〜!

バイバイ、レオちゃん。

Sunday, January 20th, 2008

posted by kumaco
青空の美しい、1月半ばのある晴れた日の朝に、レオは眠るように天国へ旅立ちました。病気のため2ヶ月で2度の手術に耐え、11歳10ヶ月の生涯でした。

レオが初めてkumaco両親の家にやって来たのは、五月の花咲く頃。
ゴールデンレトリバーを探していることを犬の訓練所の方にお願いしていたのですが、ブリーダーさんとの間を仲介して下さって、ある夜に連れてみえました。
訓練士さんは子犬1匹のために2人で来られ、子犬が福岡から来たことを話すと、別れ際に ”どうぞ、最後まで大事にしてあげて下さいね” と涙ぐまれました。もちろんです、と答えると、少しホッとした顔をされて帰られました。
大切に飼うといっても、犬と言えば外で飼うもの。と思っていた我が家でした。が、まだ寒いからとりあえず玄関先か勝手口で住まわせよう、こうしてレオとの暮らしが始まりました。
一緒に暮らしてみると、新しい子犬は人間のことが大好きで、少しでも側に居たいと思っているらしいことに気付きました。繋がれたリードの長さギリギリまで、首が締まっても少しでもみんなの近くにいたいと我慢強く聞き耳を立てている姿に根負けした家族は、次第にリードの長さを長くしていき。。 そしてレオが家中を我が物顔で走り回るまで、そう長くかかりませんでした。
そんな愛嬌たっぷり、人間ラブラブ光線を出すレオちゃんにも敵わない相手がいました。それは、犬嫌いのおばあちゃん。90歳を過ぎた老人を変えるのは至難の業と思われた、そんなある日。
おばあちゃんが足を踏み外して、階段から落ちたのです。あいにく家族は全員留守。あまりの痛みで動くことができず、思わずヒーヒー泣いて(=本人談)いたら、レオが真っ先に飛んできて、おばあちゃんの顔を一生懸命ペロペロ舐め始めたんだそうです。そうされるうち不思議と元気が湧いてきて、立ち上がる勇気が出たのだそう。“あの時、レオちゃんがいてくれたからね。”レオの背中を掻いてやりながら、おばあちゃんは話しました。そう、レオは祖母もてなずけてしまったのでした。それ以来レオは、毎夕祖母にマッサージしてもらうように。
でも、人間ラブが勢い余ってちょっと恥ずかしいことも。通りすがりの女子高生の “か〜わいい!” なんて黄色い声が聞こえると ”なになにっ、ボクのこと?”と振り返るんです。一体誰に似てこんな自意識過剰なんじゃっ!飼い主の方は逃げ出したくなることもありました。三度の飯より人と遊ぶ方が好きという、ヘンな奴でした。
そう。レオは変わった犬で、いろいろ思うことがあるようでした。
ある日散歩をしていると、突然ある場所で立ち止まってじっと母の顔を見つめました。何か言いたいのかしら?と思っていると、ちょうどそこの家からピアノの音が聞こえてきたのです。”ああ、そうね。kumaco姉ちゃんと同じよね?”と話しかけると、納得したように歩き出しました。私がレオと暮らしたのは、結婚して家を出るまでの始めの3年間。ピアノも持ち去りましたが、TVでピアノの音が流れるとじーっ、と耳を傾けていたそうです。
去年の夏頃から、散歩に連れ出しても遠くへ行かないようになりました。門を出て西に20m行くと引き返し、帰るのかと思えば家を素通りして、東へ。東へ30m行けば大きな通りがあり、手前で立ち止まって何やら思案している模様。再び引き返すと、また家の前を素通り!!それを3-5回繰り返す、ということが起きるようになりました。獣医さんは、歳だから無理をさせず行きたいようにさせるように、とのこと。歳のせいでレオもぼんやりしてきちゃったのかしら?と家族は話していました。
その時は分からなかったのですが、レオは癌を患っていて重度の貧血状態になっていました。推測ですが、もし遠くまで行って貧血で倒れてしまったら、大型犬を抱いて連れて帰るのは大変なこと。いつも散歩に連れて行ってくれる父のことを気遣って、体調に合わせて歩いて帰れるよう距離を加減していたようです。
去年の9月以降、レオは手術を2度乗り越えました。痛い思いを何度もさせることに躊躇もありました。しかし手術の後、見たこともない穏やかな表情をするようになりました。一方的なエゴかもしれませんが、私には、レオが “生きてて、良かった〜!”と心底微笑んでいるように感じました。レオは両親の手厚い看病のもと、最後まで人の温もりの側にいることができて幸せだったんじゃないかな、と思います。
遠く離れているからか、私はレオがいなくなった実感が湧きませんでした。
そんなある日、学校でレッスンを終えて帰ろうと廊下を歩いていると、ふとピアノの音色が聞こえてきました。モーツアルトを聴いても、ベートーベン、ブラームス、ロッシーニ、シューマン、ドビュッシーだって何とも感じなかったのに、その音は強烈にレオと結びつきました。
そして、レオはもういなくなってしまったのだ、と思いました。
ドアの開けられたその部屋では、金髪の愛らしいフランス人の少女らが、バレエのレッスン中でそのピアノに合わせて踊っていました。
その曲は、“薔薇色の人生 (La vie en rose)”。
この曲を天国のレオちゃんに、捧げます。
“La vie en rose” (by Édith Piaf, English translation: Mack David)
Hold me close and hold me fast,
私を近くに、しっかり抱き寄せて
This magic spell you cast,
あなたの言う、この魔法の呪文
This is La Vie En Rose.
これが薔薇色の人生。
When you kiss me, Heaven sighs,
あなたの口づけに、天国がため息をつく
And though I close my eyes,
目を閉じていても
I see La Vie En Rose.
薔薇色の人生が見える。
When you [...]

la huître (=oyster)

Friday, January 18th, 2008

posted by kumaco

今日は、maroの職場の方が美味しい魚&食材が手に入る場所へ連れて行ってくれました。
しかも、我が家から徒歩20分のIKEAより近い場所にあることが判明!
この生牡蠣、全部平らげてしまいました。(=牡蠣好き)
ここでよく見られるこの牡蠣は、塩味が効いていて潮の香りたっぷり。
そこへレモンの絞り汁をかけると、マイルドな味に変化します。
地元の人のおススメは、バター(塩入り)をたっぷり塗ったバゲットと一緒に食べること。
磯の香りのする美味しい魚貝類に包まれた、嬉しい週末となりました。

ぶらぶら鎌倉

Friday, January 11th, 2008

posted by kumaco

”日本に帰ったら、鎌倉と京都を訪ねたい!”
願いが1つ叶って、ぶらり鎌倉へ。

↑ 臨済宗 円覚寺。この静かな禅寺では、お坊さんの姿を見かけました。

↑ 鶴岡八幡宮。こちらは受験生らしき学生さんが大勢お参り。

↑ 長谷寺。風情のあるお寺ですが、商業的な雰囲気もほんのり漂ってたりして…

鎌倉駅近くで立ち寄った、お蕎麦が美味しかったです。
関東ではどこでもこんなに美味しいんザンスかー!?
関西では美味しいお蕎麦屋さんが少ないからか、蕎麦の良さがよく分かりませんでした。大晦日に出かけたら、年越し”うどん”を注文していたくらい(恥)。食べる楽しみがまた1つ増えて、人生って一生勉強だなあ〜(意味が違う?)て改めて思いました。みなさまにもたくさん楽しいことのある、良いお年になりますように。
今年もよろしくお願いいたします。

新年おめでとうございます 2008

Thursday, January 10th, 2008

posted by kumaco
ご無沙汰している間に、年末も年始もあっという間に過ぎ去りましたが
どんな休暇をお過ごしでしたか?
私たちは年末年始を日本で過ごし、東京&大阪で遊んでもらいました。
とっても楽しかったよ〜。みなさん、ホントにありがとう〜。
遊んでくれたヒト1 (犬?): booboo

遊んでくれたヒト2: reo

そして今回、新しいカメラを購入しました。グフフ。。
上の写真の1枚目が新しいコンパクトカメラ(Nikon Coolpix P5100)、2枚目が旧カメラ(Casio Exilim EX-Z40)です。
Booちゃん家に案内されて、東京は築地へゴー!
幸か不幸かこの日は、お正月前の最終日。ものすごい活気でした。
↓ 鰻屋さん

↓ タコ屋さん(?)では、タコが山積み!

↓ 卵焼き屋さん。買い求める人の列は気が遠くなるほど長く、しかも昼前には売り切れの札が。どんな味なんだろう?

日本の旅、もうちょっと続きます。

Osaka-New York-Strasbourg