Archive for May, 2008

近況

Monday, May 26th, 2008

朝早くマルシェに行ったら、野菜の並んだ八百屋さんの片隅にシャクヤクが売られていました。

シャクヤクは中国原産だそうですね。日本でのシャクヤクの香りの記憶はなし。だけど、このシャクヤクすごいいい香りなんです。微かに甘く、爽やかな香り。こんな香水があったらいいのにな、くらいうっとり。
maroはアレルギー源の花粉が最盛期を迎えて、体調が優れません。
せめて、気晴らしに近場をお散歩。

お散歩中、アールデコー様式のアパートを見つけました。

最上階のバルコニーの仕様や、雨よけのデザインがステキです。

転落防止の柵のデザインもこの建物のオリジナル。アパートは、改装予定らしく住んでいる人はおらず、周りを柵で囲まれています。早くリニューアルして、活気のある雰囲気になるといいですね。

ゆっくり歩くと、春の鳥の歌声やしっとりした緑に、普段気付かなかった自然が身近に親しく感じられました。

白い可憐な花を沢山付けた木。見た目と違い、香りはひどいもの(汗)
写真でいろんな香りもお届けできたらいいのにな。

日曜日

Tuesday, May 20th, 2008

普段見て見ぬ振りしてた箇所のお掃除などしたりすることの多いこの頃。
朝ゆっくりスタートすると、1日があっという間に終わってしまいます。

目の前にある公園へ、ちょっと息抜き。名もない草を眺めたり。

太陽の傾き始めた頃〜夕暮れは、黄金色の暖かい太陽の輝きが満ちる時間。
この時間が、特に好き。
同じ時間を生きる周りのすべてに、優しい気持ちになります。

本日のおススメ

Saturday, May 17th, 2008

ちょっと奥さん、もうやっぱりコレしかないアルよ!

ヤギのチーズ。名は知らない。maroが聞いたのに、すっかり忘れちゃったんだって。まっ、フランス語って難しいもんね。
ほらっ、この断面。大変美味でございました。
ちなみに、黒いのはカビかと思われます。

次買う時のために、見た目で覚えちゃおう、とメモ代わりにアップデートしました。
アルザス地方で作られる地元のチーズで、納豆に似た香りほんのり漂うムンスターも今夜のお供。

レオちゃんに最後に買って帰ったお土産も、ムンスター。違いが分かったかナゾだけど、とにかくペロリと平らげてくれてたな。

日々快晴

Thursday, May 15th, 2008

初夏のアルザス。今日も晴れ。

見慣れたアルザスの建物の色が最も鮮やかに映える季節です。

1ヶ月前まで、ダウンを着ていた馴染みのマルシェのミヤコ蝶々おばちゃんも、軽装。 白いのは、ホワイトアスパラガス。

観光バスが毎日大勢の人を運んで行き来して、訪れたみなさんは、遊覧船で運河をゆるりと上り下りしてはります。

4月末から、毎日雲1つない快晴が続いています。さすがに、ちょっと雨でも降らないかな、と思い始めました。あんなに太陽を待ちこがれていたのに、人間って浅はかなものね。
久しぶりにタイ料理のラープ ムー(larb moo=挽き肉のサラダ)を作りました。

フランス人は、辛いものがあまり食べられません。理由は、フランスの夏はさほど暑くなくて、辛いものを食べる習慣がないから?
かくいう私たちもラープ ムーは大好物なのに、辛くて、大汗&涙を流しました。習慣って、コワいものです。

チェロ殺人未遂(!?)事件

Friday, May 9th, 2008

この前の日曜日、内輪の気軽で小さなコンサートに出ました。

場所は女子寮。
交換留学などでストラスブールに住むことになった場合、アパートを借りるという手もありますが、食事も提供してくれる学生寮のような施設に住むこともできます。このコンサートで聴きにきてくださった方は、この寮の皆さん。夕食の香りがまだ残る、10年調律されていないようなオンボロピアノの置かれた食堂が会場でした。
そこに下宿していて、一緒にチェロを演奏するローズちゃん曰く、”聴衆はプロの音楽家でないから、前回のコンサートでどんなひどい演奏をしてても、喜んでくれたよ。だから気軽にしてくれていいよ。”
曲はドビュッシーのチェロソナタ。気軽に10日前からリハーサルを始めました。一応レッスンにも持って行き、師匠に ”コレ、日曜に人前で弾いてきまっス” と言ったら無反応(笑)! さすがにこのままではちょっとマズいようでした。が、時間がないので、リハーサルを多くして一緒に練習することに。
曲のマニア度が高めなので、コケたときのためにサンサーンスの”白鳥”も用意しました。
ドビュッシーのチェロソナタは晩年に作られ、もともとソナタを6つ作曲することを委託されたなかの1つ。しかし、完成したのはこのチェロソナタを含む3曲。ドビュッシーは病魔に冒され、痛みと戦いながら曲を書いたそうです。
3楽章構成、演奏時間わずか10分に、チェロという楽器の持つ可能な限りの音色やテクニックがふんだんに織り込まれていて、キラキラ輝く宝石のような音楽です。この曲は、弦のささやきや揺らぎが伝わってくるライブでぜひ聴いてみて下さい。
コンサートは温かい拍手に迎えられて、緊張することなく始まりました。
うまく息がぴったり合って、曲が進んで行きました。響きの怪しい、やや不快ともいえる音の洪水が次第に大きなうねりとなって、これは一体どうなってしまうのか〜!!て場面があるんです。ドビュッシーはミラクルなコード進行で、それを一瞬で荘厳で心地よい風景に変えてしまうんですが、確かその辺りで、何やら ”ゴ〜ン…” という音、そしてザワッという気配。
誰か遅れて入ってきたのかな、とちらっと思いました。
後で聞いたのですが、感極まって思わず頭を勢いよく仰け反らせた人がいたそうです。背後にはたまたま暖房用の鋼鉄パネルがあって、頭を打ちつけてしまい、痛くて、でも声を上げるわけにも行かず頭を抱えていた人がいたそう。周りの人は、笑いをこらえ.. たんこぶの方には気の毒ですが、そんなに楽しんで(?)いただけて、練習した甲斐があったなあ、とすごく嬉しく思いました。
翌日。聴きに来られていた方々が、なんと皆さんで演奏者全員に花束をプレゼントして下さったんです。地元では、学校などでコンサートをしても、大きな規模でも、お花をプレゼントする場面を今まで見たことがなかったのに。(アメリカでは、日本と同じくちょこっとプレゼントします。ここでも渡すこともあるのでしょうが、頻度は少ない?)
実は、初めてフランスで花束を戴きました。ありがとうございます。
また頑張りまっス:)

車窓から

Wednesday, May 7th, 2008

Metz(メッス)に向かう電車の車窓の景色も、草木の緑が眩しくなりました。

太陽の光が嬉しくて、ずっと外を眺めていると、遠くに何やら黄色っぽいゾーンが。。

まるで黄色いカーペットを敷いたよう!

黄色い絨毯の正体は、一面の菜の花。こういった田園風景ってクラシック音楽がしっくりくる気がします。

メッスに到着。メッスももちろん、快晴です。
ん、人があまりいない? これは、大都会以外ではいつものことなんッス。

5月の花、藤の花はフランスでも今が見頃。藤の花、見えにくいッスね。

メッスの旧市街の建物で使われる石、ジョーモンも太陽の光で一段と黄色味を帯びていました。

話がそれますが、ココはメッスで入ってみたいなあ.. と思っているお店。
非常に個性的で、他の店では見たこともないような品が揃っています。
1度着たら覚えられてしまうでしょうが。。

ここは、創業1705年ロレーヌ地方の伝統的な食器屋さん。絵柄よりむしろ焼きが気に入っています。春の食器もディプレーされていましたが、基本的に絵柄の種類は少ない様子。
 
数時間後、傾いた太陽と一緒に電車でストラスブールに戻りました。

出窓にて

Monday, May 5th, 2008

ストラスブールにも初夏がやって来ました。
ここ数日晴天に恵まれ、鉢植えのお花ちゃんも楽しそうなこの頃です。

花を置いているこの窓辺には、案外いろんなものが落ちてきます。
我が家は1階(フランスの0階)なので上の階の住人の窓辺で干していたものが落ちてきたら、拾ってエントランスにそっと置いておく、ということをさせていただいております。
NYから来たばかりの頃、”こんなもの、落ちたときに汚れちゃったし、要らないだろうに決まってる!”と勝手に(!)写真奥、青い蓋の共通ゴミ箱にこっそり捨てていました。 しかし、ヨーロッパでの物を大切にする暮らし、少ない資源や予算でやりくりしている暮らしに触れ、とんでもないことをしていたことに気付いていったのでした。
NYではどんなヘンな人がいるか分からないし、訴訟問題なんかあるし… など触らず祟らず(?)でしたが、ここはヨーロッパの田舎。例えば、ピアノのレッスンの度に、まずは師匠とビズ(頬を寄せての挨拶)から始まるお国柄。
しかも、私の師匠はご丁寧に、ビズでも旧式に両頬にマジチュー (ホントにキスするんです)で、毎週緊張して体が強張って、固いままピアノを弾く状態が1年以上続いています。
話がそれましたが、ビズに象徴されるようにフランスは、人と人との距離が極めて近い印象です。日本にいた頃、もうしばらく会えないかも、という近い友人に成功と活躍を祈って自然と握手に手を差し伸べました。手を握った瞬間 ”おおっ、この人ってこんな手だったんだ” と軽い驚きを感じたことを忘れられません。それに比べるとフランスは、もっと本能的というか。。
話を戻すと落とし物のレパートリーは今のところ、洗濯バサミ、膝掛け、お風呂上がりの脚拭きバスマット(そんなもん、私に拾わせないで下さいっ!)、肌色のグンゼパ×ツ(勘弁して〜!) 。コレに関しては、洗濯後いかんに関わらず素手では対処不可。落とし主だって恥ずかしいだろうから、不透明な袋に入れて、和仏辞書で“落とし物”という単語を調べて付箋をつけ、ひっそり持ち去ってくれることを祈ってエントランスに置いておきました。
2時間後。”ピンポ〜ン”とチャイムが鳴りました。”ご親切に、どうもありがとうございました” 娘さんがわざわざ声をかけて行かれました。大学生の彼女は美人でしかもかな〜〜〜りオシャレ。100歩譲っても彼女の物とは思えないのに (きっとママのために、) 何だか偉いなあ、と思ったのでした。
今週からは最高気温が20度を超えて、爽やかな初夏の気候になりそうです。(落とし物も減りそうにないですが)

Bergheimとチョコレート博物館

Thursday, May 1st, 2008

ストラスブールから車で30分。14世紀ごろ作られた城壁の残るBergheim(ベルガイム)という小さな村に連れて行ってもらいました。

村の中心は徒歩30分で全てを見られるくらいの、プチサイズ。
それを2時間くらいかけてまっったりお散歩。このスローな感じ、ヨーロッパの早さなんでしょうかね?

最近のmaroは、右下写真のような家を見ると”あの家に住みたいっ!”と
申します。丸くカーブした出っ張り部分は、階段と思われます。
 
アルザス地方の料理、タルトフランベ。ここでは薄焼きピザ、と言っても聞いてもらえません。

ストラスブール郊外のチョコレート博物館に立ち寄りました。入場料8€。
このままだと数年のうちに閉鎖と思われますので、ダイジェストでご案内。
 
あっ、1つだけ行って良かったことがありました!
それは展示の終盤、デモンストレーションでのこと。

お姉さんがチョコレート制作の実演をしてくれたんです。

溶かしたチョコレートを型に流し込んで、冷まして固めます。
そしてもう一度、溶かしたチョコレートを流し固めます。この工程は、
通常2度繰り返し、チョコレートは表面を覆うだけで、中は空洞です。

シートに溶けたチョコをちょっと垂らして、ポコンと先ほどの冷え固まった型抜きチョコを置きます。固まったら、出来上がり!

市場価格は横のお土産ショップで見ることができました。ん、 これが7.50€?
Bergheim
www.ville-bergheim.fr

Osaka-New York-Strasbourg