Archive for January, 2009

妊娠中の食生活

Saturday, January 31st, 2009

何かと食べ物に制限の多い、フランスでの妊娠中の食生活。
 
写真上左:“Lait stérilisé U.H.T” 殺菌加工して常温で売られている牛乳。
ブルーのフタが目印のDemi-écréméは、脂肪分が半分にカットされたもの。
私たちがまずイメージする(冷蔵)牛乳も売られていますが
賞味期限3ヶ月のこちらを買い求めるお客さん、意外と多し。
売り場スペースも大きいです。
写真上右は、”Crème stérilisé U.H.T” 殺菌加工済み生クリーム

スーパーで売られているエメンタールチーズ。低温殺菌加工されてます。
ピザにのせて焼いたり。でも、ほとんどの場合加熱して食べるので
コレは問題ないかも。
生チーズを沢山いただいたときの最後の手段は、”加熱”。
バゲットに乗せて、オーブンでとろけるまで焼きます。
地元特産の納豆風味のチーズ、ムンスターをオーブンで焼くと
強烈な香りがアパート中に漂います。…美味しいんですよ?
チーズでも、コンテなどの固い&熟成系チーズは
牛乳を加熱して作られ、例)コンテ54度 (www.comte.jpより)
フランス人の間では大丈夫、とされているようです。
地元の品質管理も行っている、美味しいお店で確認してから
少し食べるようになりました。
ずっと疑問だったことがあります。
”1日1種類のチーズを毎日食べても、1年で全ての種類を食べ切れない”
とも言われ、美味しい生チーズがたくさん楽しめるフランスなのに
なぜ、スーパーでブルサンやKiri(クリームチーズ)が売られているのか?

(photo by: www.boursincheese.com)
お値段1箱1ユーロ台で手頃。たまに買うこともありましたが
今になって分かった気がします。原料の牛乳は、低温殺菌加工。
手頃なおつまみに、気軽で美味しいブルサン。しかも、
妊婦の味方だったとは。(違う?)
サンドイッチを買おうと思っても、生野菜がちょこっと挟まれていたり
外食でサラダや生ハムが添えられたり、ショートケーキの生クリームを
避けたり。。不便は多いです。
商品の表示を確認したり、スーパーで売られているものを積極的に
利用することで、逆にここの生活に少し馴染んだ気もするこの頃です。

grossese (=妊娠)

Thursday, January 29th, 2009

妊娠が分かり、フランスで出産するという選択をしたとき、私は気軽に
考えていました。母は、一番下の弟を当時住んでいたアメリカで産んで
いたこともあり、海外に住んでいるならそんなもの、と思っていました。
しかし、実際はアメリカとフランスでは事情が随分違っていて
ヨーロッパのなかでも国によって様々。フランス語はさっぱりだし、
さすがにちょっとブルーになることもありました。
そんなとき、在仏日本人の方のブログなど拝見して、その方たちの明るく
逞しく乗り越えておられる姿に随分励まされました。
それに、間もなく3人目を出産予定の日本の友人。
常にチャレンジャーであり続ける(?)彼女は、せっかくだから
このチャンスに全員違う産院で産んでみよう!と変えてみたけれど、
どこもあまり変わらないと不満な様子(笑)。
でも、本当はスゴいことだと思うんだけどな〜。
だって、医療レベルが均一ってことではないかと…?

薬局で買い求めた検査薬。10€で1本入。薬剤師の方から、朝一番の尿で検査するようアドバイスを受けました。いろんな方のブログを拝見すると、どうやらフランスのは精度がやや低い(?)よう。きちんと指示を守りました。

写真下:つわりがひどいときに飲む薬。結局飲まなかったので、どんな効果があるのか、不明。
写真上:妊娠中でも飲むことができる痛み止めの薬。
フランスで妊婦生活を送る日本人の多くが気を遣うこと、それは
トキソプラズマではないでしょうか。フランスでは土壌にトキソプラズマがおり、フランス人の抗体陽性率は80%以上とか。妊娠が分かった場合、すべての人がまずトキソプラズマの感染の有無を調べる血液検査を行います。
私は2年近く住んでいる間、いろんなものを食べましたが、結果は免疫なし。前もって免疫があれば問題ないそうですが、妊娠中の感染が問題となります。免疫がない場合、1ヶ月に1度血液検査を行い、感染していないか追跡調査を続けます。また、感染防止のため、日々の食べ物に関する制限が多くなります。妊娠初期、これにはヘコみました。
〜トキソプラズマを避けるために食べてはならないもの〜
 生の肉、魚。焼くときは中まで火を通す。
 ラム、野獣系の肉(ウサギ、鳩)は食べてはいけない。
 生ハム、生ソーセージ
 フォアグラやパテ、およびゼリー固め系パテ
 生チーズ (マルシェ&チーズ屋さんで売っているもの)、生クリーム
 生の牛乳 (Lait cru)
   (→殺菌加工され常温で売られている “Lait sterilise UHT” を飲む)
 サラダ=野菜を洗わないレストランが多いため、外で食べてはいけない。
   (→野菜はよく洗ってから食べる)
その他、ネコとの接触に気をつける。(ネコのトイレ掃除は、手袋etc.使う)
地域や医師によって異なると思われますが、私の場合感染の有無が判明するまでの初期の間、担当医はさらに
 1. 野菜はすべて火を通したものを食べる。
 2. あまり果物を食べないように。
 3. トマトは食べないように。
 4. コーヒーは好きなだけ飲んで良い。コカコーラは良い。(驚)
 
季節は真夏。フランスの夏が涼しいとはいえ、サラダもフルーツも禁止、はキツかったです。。 これで1ヶ月過ごし、感染していないことが分かって、
2年住んでいて何もなかったことから、野菜やフルーツは洗えば食べてもOKと許可されました。
コーヒーがOKなのは、フランスではエスプレッソが主に飲まれるため。
豆が深煎りで短時間で抽出するエスプレッソは、カフェイン含有量が少ないと言われています。
私の場合食べづわりで、炭水化物が必須。フランスでも食べづわりにはお米がおススメと言われ、担当医のアドバイス通り2-3時間毎に少量ずつ炭水化物を食べ続けました。また、熱烈和食派というほどでもなかったのに、ご飯と醤油がむしょうに食べたくなり、食事は和食三昧。
日本では、つわりの時期の妊婦さんは酸っぱいものを食べたくなると言われますが、フランスは ”苺がむしょうに食べたくなる” そう。冬の季節の妊婦さんが ”苺が食べたいっ!!” とゴネるのがパターンなんだとか。
最後に、トキソプラズマ予防接種というのがあるそう。妊娠前なら接種を
受けたのに…と恨めしく思いました。 “結構、多くの人が感染してないのよね〜” ドクターが言っておられたので、意外と多くの妊婦さんが食べ物に細心の注意を払う、ちょっぴりブルーな妊娠期間を過ごしているのかもしれません。

寒中お見舞い申し上げます

Tuesday, January 27th, 2009

寒さが少し弛んだのも、ほんの束の間。寒い日の続くこの頃です。
外から見たら石造り、内側は木造になっているうちのアパート。
一階に住んでいるため底冷えがひどく、毛糸の靴下が欠かせません。
先日、手編みの靴下をいただきました。
プレゼントのラッピングとして、さり気なくあしらわれていました。

実は、3月半ばに家族が1人増えることになりました。
フランス語が分からないにも関わらず、こちらで出産する予定です。
ブログでは、これから子供に関するトピックが加わり
また、フランスでの出産について少し触れたく思っています。
少し変化していきますが、お付き合いいただけると嬉しいです。
のんびり構えていた我が家でしたが、今年に入って(ていうか、先週から)
バタバタと準備開始。まずは、収納家具の組み立て。

収納スペースが不足した状態を、長年見て見ぬ振りしてきましたが
とうとう重い腰を上げて、IKEAでPaxやBillyをガツンガツン購入。
週末は部屋の整理整頓&模様替えに費やしていました。
組み立て関係は無事終了。でも、1月ももう下旬じゃないですか!
やらなければならない雑用が、まだたっぷり。。

歯医者さん part 2

Saturday, January 17th, 2009

ご飯のおこげを食べたら、歯の詰め物がポロっ、と取れてしまって
(また)歯医者さんに行きました。
アメリカの歯医者さんではクリーニングのみだったので、どんなだったか
かな〜り薄い印象で、日本とどう違っていたか、ほとんど記憶なし。
しかしフランスの歯医者さん、行った医院がたまたまなのかも
しれませんが、個人的にツッコミどころ満載。
例えば、治療中。
歯の治療は患者さんの椅子を水平に近いくらい、リクライニングを
傾けますよね?すると顎の下、つまり胸の辺りに平らなスペースが
出現します。
治療中に使う様々な道具、歯を削ったり滑らかにする器具(ドリル?)、
口腔鏡など取っ替え引っ替え使うのに、横のトレーに置くのは面倒くさい。
だから、患者さんの胸の上にドカドカ置いていくんです。
患者さんの治療で使っている道具なんだから、ちょっとくらい
胸を貸して… 置いたっていいじゃないか、ってことなんでしょか?
また、スタッフの人数が少なめ。
医院に行くと、予約受け付けの電話を取り&支払い(会計)を行い
&ドクターの助手&歯のクリーニングをしてくれるのは、同じ人!!
2人おられますが、とっても忙しそうです。
患者さんにどんな治療を行ったか、伝達ミスがなさそうなので
支払い計算には良いかも。でも。
歯のクリーニング中、電話が鳴りました。ちょっと待っててね、と
スタッフの方。部屋にあった子機を取ると、予約を取りたい患者さんから
かかって来た様子。予約帳を取りにいき、受付しています。
でも、ちょっと待って。さっきまで歯石を取りやすいよう、私の歯茎を
むにゅ〜んと押さえていた彼女の手。手袋をはめていたけれど、そのまま
電話を取っていたような?
クリーニングを再開して2-3分後、また予約の電話が。
じ〜っと見ていると、手袋をしたまま電話&記帳、そして戻って来て再開…
そして、歯茎をむにゅ〜ん。。“ワタシは何も見なかった、何も見なかった”
目をつむってつぶやきました。
そして、治療&クリーニングが終了。
スタッフ ”はい、これで終わりました。口をゆすぎたいですか?”
kuma ”フゴ、フゴフゴッ (当たり前じゃっ(怒)”
治療台の周りには口をすすげるような設備はなく、全て終わってから
メーキャップ室と書かれたトイレ横の小部屋へ。
うがいをして、ほっとひと息。
口の中の治療&ケアという見方からすれば、体に悪いものを使っている
わけじゃないんだから、飲み込んだって害はないと頭で判っているけど。。
次回は、別の歯医者さん探してみます。

カゼの便り

Tuesday, January 13th, 2009

このところ、連日-12度〜-4度という冷え込みのストラスブール。
今日は例外的に昼過ぎには0度。普段の気温が気温だけに
春が来たのか〜!?と思ってしまうくらい暖かく感じました。
でも、運河はカチンカチンに凍り付いてましたよ〜。

なるべく肌が空気に触れないよう防寒しても、風邪ひきさんの多い季節。
maroはこういった流行には乗るタイプで、この冬は何度も体調が怪しくなってます。
常備していた日本の葛根湯、ルルは飲み尽くしてしまい (maroが)
アメリカから持って来たザブロックやTherafluは使用期限切れ。
初めて、フランスの風邪薬を買いに薬局に行きました。
左下がアメリカで愛用していた、Theraflu。
カゼのひき始め、コップにお湯を入れて溶かして飲みます。

薬局にTherafluを持っていって
maro ”あのう〜、こんな感じのお薬ありますか?”
薬局のおばちゃん “あ〜。ウエッウエッ(Oui, Oui)”
コレかい?と勧めてくれた薬は、デザインは違っているものの
お薬のレモン味といい、ほぼそっっくり!(笑)
フランス版はさらにシロップ風味がほんのり加わり、さらに甘め。
カゼ対策の強い味方を確保できて、ちょっと心強く過ごせそうです。

凍える冬

Friday, January 9th, 2009

ヨーロッパに寒波が来ていること、日本からのメールで知りました。
年の始めに降った雪は、日中の最高気温でも氷点下のままのため
ず〜っと残っています。

朝9時で-11度、となると外に出るのもおっくうなこの頃です。
来週になれば厳しい寒さも少し和らぐ見込みですが
1月7日から始まった今年の冬のソルド、売れ行きは悪くなさそうです。

お正月 2009

Saturday, January 3rd, 2009

明けましておめでとうございます。
2日はモーツアルト ”フィガロの結婚”を観に行きました。

昨シーズンまでは、舞台が始まるとフラッシュ付き(!)で撮影する観客が必ず
1人はいたものでしたが、今シーズンから“写真撮影禁止”のテロップが
表示されるようになり、舞台の様子はお届けできなくなりました。
が、ほとんどのホールはとっくに上演中の撮影など禁止されており。。
あ、でも演奏中の出入りは、今も自由です。

天井に近い席ではありますが、学生は5.5€で聴くことができます。
地元オペラの演出は奇抜なことが多く、音楽と合ってなくてあまり好きではないのですが、今回は珍しくクラシックなスタイルでした。遠い昔のお話で古典的な服装でも、オペラ自体がとても良くできているので、小細工など
不要。笑いも沢山あり、飽きなかったです。
”フィガロの結婚” というタイトルからフィガロが主人公なんですが、よく
聴くとフィガロの恋人、スザンナの歌う量が意外と多いんです。今回
素晴らしい歌手が担当していましたが、スザンナ、大変な役です。
聴くたびに楽しいモーツアルト、音楽を満喫したお正月でした。
Le Nozze di Figaro (Opéra national du rhin)
Susanna (Sophie Karthäuser/soprano)

Osaka-New York-Strasbourg