久しぶりに、晴れ間のみえる週末だったのでお散歩。
ちょっとお茶も。
今度こそチケットを無駄にするまい、と気合いが入った
オペラ”Ariadne auf Naxos”(ナクソス島のアリアドネ)を観ました。
細かいことはなしで、言葉がわからなくても大雑把に楽しんできました。
なぜ読んだのか、どうしても思い出せないんですが
数年前、こんな本を読みました。
シュトラウスによると、オペラの幕の終わりの部分、幕切れは
非常に重要であると語っています。このオペラは、台本を執筆した
ホーフマンスタールと様々なアイデアを交換して、共同作業で
書かれた作品です。
なにげなく聴いていると、突然オーケストラから炎のようなオーラが
ドッと沸き立って、周り全てを包み込むような場面がありました。
それは1幕の終わり、作曲家(メゾソプラノ)が有名なアリアを歌う場面。
その後2幕は静かな場面から始まり、コーラス、(難しい)アリアなどなど..
と2幕の方がメインといえる構成です。
作曲家のアリアは、メゾソプラノの非常に重要なレパートリーの1つ。
でも、このオペラでは主役ではなく、第1幕以降歌うことはないし
難しいアリアだけど、どうしてアツいレパートリーなのか、
よく分かっていませんでした。
そして今回、やっと理解した気がします。
もちろん、ナクソス島のアリアドネは優れた作品ですが
1幕フィナーレは、何かが違う。シュトラウスが魂を削ったとでもいうか、
神様がちょっと手助けしたとでもいうか。鳥肌が立つような音楽でした。
こういった特別な箇所ってCDでも聴けますが、生演奏でないと
伝え切れないものがあります。CDは完璧な演奏をいつでも再生できますが
空気を振動させて伝わってくる生の音楽、多くの人が触れられたら
いいのにな、と思います。
リヒャルト=シュトラウスの最も有名な作品は、薔薇の騎士。
また、聴きに行きたいなあ。
P.S. 往復書簡集をなぜ読んだのか、思い出しました。
オペラを観て感動のあまり涙を流したことがあって、それが
薔薇の騎士でした。しかも、ワルツ(オックス男爵アリア)で。
3拍子で涙なんてヘンですが、なんて凄い作品なんだろう!と。
お互い1人で聴きにきていた、隣の席のマダムが、幕が下りた後
ぽつりと一言 “良い演奏だったわね”。寒い季節で、ちょうど
2月頃だったかも。そんなことを思い出しました。